これまでの人生で、3人の異なった人物から同じことを言われた。その3人は面識もなく、私のこれまでの人生の流れの中で巡りあった人物であり、その3人はお互いを知ることはないし、今後もないだろう。
ただ、その3人には共通点がある。ジョジョの奇妙な冒険が好きだ、ということだ。
そして、その3人の人物からわたしが言われたことはこうだ。
「君、ジョジョ読んでないの?めちゃめちゃジョジョ好きそうなのに?」
どうもジョジョの奇妙な冒険が好きな人物から見れば、私がジョジョを読んでないことに強い違和感を覚えるようである。
とはいえ、彼らがそう感じるのも無理はない。普段から漫画やゲーム、アニメが好きだということを憚らず公言しているのだ。日常会話の中にそのネタを織り交ぜて話すこともしばしばあるので、周りの人間は私が様々な漫画を読んでおり、当然ジョジョの奇妙な冒険も読んでいるものと考えるのも不思議ではない。
しかし、私のマンガとの接点は、ジョジョ好きな彼らとは少しアプローチがちがう。
聞けば彼らは小学生の頃から週刊少年ジャンプを愛読しており、かなり以前からジョジョのファンなのである。
私の家はそれほど裕福な家庭ではなく、とても週刊誌を定期的に買ってもらえるような経済状況ではなかった。
周りの皆が読んでいる漫画のネタがわからず、話についていけず、次第に周囲から自分が浮いていくことを感じてはいたが、当時の私にはその状況をどうにかする術や知恵があるはずもなかった。
週刊誌が手に入らなければ、無料で見られるコンテンツであるTVアニメでどうにか凌ぐしかないので、当時少年ジャンプで掲載されていたドラゴンボールや聖闘士星矢、北斗の拳などはほとんどアニメでの情報であり、少年ジャンプで得られる情報とは大きなタイムラグがあった。
その後、成人し、社会人になってある程度自分で自由に出来るお金ができたので、漫画喫茶で漫画を一気読みする快感に目覚める。
いわゆる少年ジャンプで名作と言われ、アニメ化されているものを最初から最後まで、それこそ徹夜ですべて読むのだ。これほど楽しいことはほかになかなか見当たらない。
とはいえ、ジョジョの奇妙な冒険を読んだことがないわけではない。実は、その漫画を一気読みするマイブームの時に一度チャレンジしているのだが、なにせこの漫画自体が非常に古く、1巻から読むことを信条としている私にとって25年前の作画がどうにも耐えられずわずか3巻程度で断念してしまった経験はあるのだ。
このことをジョジョ好きの3人に話すと、
「あ~・・・最初の頃はねぇ・・・」
という返事がほぼ間違いなく返ってくる。
とはいえ、だ。
聖闘士星矢も全く同じ状況ではあったが、いまではすっかり聖闘士星矢のファンになってしまっている。
序盤のギャラクシアンウォーズやブラック聖闘士、シルバー聖闘士との戦いは正直退屈な展開で途中で読むのをやめてしまいそうになったが、黄金聖闘士が出てきてサンクチュアリの戦いになってくると俄然盛り上がってくるのであり、手に汗握る、胸を熱くさせる展開の連続であった。(とはいえ聖闘士星矢のピークがそこであり、それ以降ゆっくりとテンションが下がっていくのが寂しい)
聖闘士星矢を読みきったあと、こんな面白い漫画を知らずに生きていたなんて、なんてもったいないことをしていたのかと愕然としたものである。
もしかしたら、ジョジョの奇妙な冒険もそうなのかもしれない。コアなファンがたくさんいることも知っているし、ネットでネタになっていることもわかっている。それに、ネット上のジョジョネタがわからないことも非常にもどかしい。
いまなら読んでもいけるかもしれない、そう考えていた時だった。
アニメやってんじゃん!
アニメ見ればいいんじゃん!!
なーんだ、ならこの方法取ればいいよね、と考えてはいたが、私の記憶が正しければジョジョの奇妙な冒険がアニメ化されたのは今回が初めてではないはず。これまでアニメ化されるたびにジョジョのファンからガッカリする様子を目の当たりにしてきた。
今から12年ぐらい前に実写版のアメリカ製ガンダム『G-SAVIOUR』をみたときのコレジャナイ感と近いものだろう。
しかし、ネット上に展開されているアニメ版ジョジョの評価は概ね悪くないというか、むしろ好評のようである。
で、試しに見てみれば・・・
おお、面白いやん。
原作はほとんど読んだことがないに等しいが、独特な擬音や台詞回しは旧来のファンを大事にし、世界観を壊すことなくアニメ化できて・・・いるんだよね?原作読んでないからなんともいえないけど・・・。
ネット上の評判は概ね高評価ではあるのだけれど、その中には気になる評価もあった。どうもアニメ版は展開が早いらしい。 そうなってくるとこれは漫画も読むしかなくなってくるな。
というわけで、ジョジョ大人買いでポチってくるわ。

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